9/7 ホテル ザ セレスティン 京都祇園 オープン





(C)渡辺琢哉写真事務所
http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2017/0829_01/
http://www.celestinehotels.jp/kyoto-gion/
http://www.celestinehotels.jp/kyoto-gion/
3年前に竣工した「三井ガーデンホテル京都新町別邸」に引き続き、三井不動産株式会社様よりご依頼を受けて造園を担当させていただきました。滞在そのものが旅の目的となる「デスティネーション型ホテル」を目指す新ホテルブランド『ザ セレスティンホテルズ』の第1号として、『ホテル ザ セレスティン京都祇園』は計画され、オープンすることになりました。三井不動産株式会社様、設計・施工関係者の皆様との結束力ある協働により、建築・インテリア・ホテルプログラム・庭がより高いレベルで融合できたと思っております。
事業主:三井不動産株式会社
インテリア設計:三井デザインテック株式会社 株式会社SIMPLICITY
建築設計・施工:三井住友建設株式会社
造園設計:荻野寿也景観設計
京都文化の中心地とも言える東山祇園におけるホテルにふさわしい、京都ならではの自然豊かな風景を、観光の出発点のおもてなしとして体感できる庭を目指しました。
古代から連綿と続く土地の深い歴史がありながら、多種多様な人々が集い去っていく現代の京都のホテルにおいて、誰もが自然をより身近に、豊かに感じ、居心地良く思える庭づくりを心がけました。庭が人工的な環境の中で建築・インテリアと調和し、時にコントラストを描きながら京都の原風景を再現することで、現代的な瑞々しい新鮮さや感動・驚きを感じていただきたいと思っております。
7箇所あるホテルの庭を5つのテーマ「大地」「山中」「湖辺」「湖底」「古代」に分け、ホテルでの生活の中でそれぞれのシーンを巡りながら、地中の奥深くに向かうにつれて徐々に時代を遡り、祇園の原風景を辿っていくようなストーリーを描きました。潤い豊かな緑や風格のあるホテルの外部空間をお客様に五感で楽しんでいただきたいと考えております。
祇園の土地とホテルが熟成された庭によって結び付けられる、上質で懐かしくも新しい風景の体験を目指しました。
この場を借りて、三井不動産株式会社様はじめ、設計・施工・マネジメント関係者の皆様、造園工事協力業者様、樹木・草花・石材・造園資材の仕入先業者の皆様には深く感謝申し上げます。
ぜひ、京都、東山、祇園にお越しの際はご予約の上、宿泊していただけますと幸甚です。(外観はご覧いただけますが、ホテル内の庭は宿泊いただくお客様限定の公開になります。)
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| 2017-08-29 18:29
| 庭
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樹木視察


いつもお世話になっている大阪の生産農家さんとともに、関東方面へ樹木の視察に言ってきました。山師と呼ばれる山採りの木を採掘される方や地元の生産農家の方にご案内いただき、素晴らしい木々の数々を見ることができ、大変貴重な経験となりました。
住宅の庭改修から大規模物件まで、あらゆる規模・内容の物件に対応できるように木を選んできたので、これからの造園が楽しみです。
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| 2016-10-17 18:58
| 庭
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イワタニ水素ステーション関西国際空港 オープン


http://www.sankei.com/photo/daily/news/160129/dly1601290025-n1.html
http://clicccar.com/2016/02/13/353191/
弊社が造園を担当しました、イワタニ水素ステーション関西国際空港が開所しました。(建築設計・施工=大林組)
関西国際空港第2ターミナルに隣接し、飛行場が近いことから鳥が寄りやすい高木を多く植えられない条件のため、低い植栽を主としたランドスケープの提案を行いました。平面計画としては上空の飛行機からの眺めにおいてこの水素ステーションがアクセントとなるように、建築に沿った流線型の植栽帯を計画しました。
植栽は海沿いのイメージを引き立てるオリーブを主木として、耐風性・耐潮性のある樹高1m以下のトベラ・マルバシャリンバイなどの低木、グラス類と呼ばれる細葉が風になびく表情を見せる草本類を多用し、海浜に近いロードサイドにふさわしい、動きのある樹種を選択しました。また、関西国際空港が取り組んでいる大阪湾岸の海浜自生植物の保護と再生に沿うように、ハマゴウ・ハマナデシコ・ハマボッス・ハマギクといった浜の草花を低木植栽帯のグランドカバーとして取り入れています。
未来的な水素ステーションのイメージを保持しながらも、植栽が優雅な絨毯のように建築の足元を彩る造園を心がけました。人工島である関西国際空港の地にも、緑の生命が宿るエネルギーがあることを庭で感じていただければと思います。関西国際空港へお越しの際は、ぜひ一度お立ち寄りください。
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| 2016-02-15 17:09
| 庭
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琵琶湖湖畔の家 オープンハウス

弊社が造園を担当しました、琵琶湖湖畔の家が完成いたしました。(設計:伊礼智設計室 施工:木の家専門店・谷口工務店)
現在オープンハウスが行われています。日程は1/30(土)-30(日)と2/13(土)-14(日)です。
家づくりをお考えの一般の方にご覧頂けます。
(今回は工務店主催のため同業者の方はご遠慮願います。プロ向けは後日、開催致します)
詳細はこちら
http://taniguchi-koumuten.jp/event/6391.html
造園を考える際、琵琶湖湖畔に佇む家として、現場の植生を大切にしました。琵琶湖周辺には松林が形成されており、その足元にはハマゴウやハマエンドウが自生しています。地元の自治会の方々は、松林の景観を守るために種子から松を育て、ハマゴウやハマエンドウの自生地を保護されています。今回、それらの植物を庭へ取り込み、景色をつなげていきたいと考えました。主となる木をアカマツとし、下草にハマゴウとハマエンドウを植えることにしました。
またこの土地には、家が建つ前からもともと3本の桜が生えていました。周辺には街路樹として植えられているので、その時に植えられたのでしょうか。立派に成長していたので、絡み枝などを剪定して残しながら、その桜と街路樹の桜をつなげるように、また新たに1本桜を庭に加えました。周りの植生がうまく庭に取り込まれることで、建物はその土地に溶け込み、その土地固有の景観が築かれていくように思います。
自然の植生だけでなく、人の住む町としての景色も大事にしたいと思っています。隣家のお庭はオープンな芝庭でした。その景色をつなげていくように、芝生がメインとなる庭を計画しました。これには環境配慮の意味合いもあります。不必要に駐車場や土間として、コンクリートで地面を固めてしまうと、その場所には水が浸透しなくなり、土壌にとって良くありません。芝地は水を浸透させる機能でもあります。
この現場では、ここで出た石ころを使って石垣を作りました。素朴な石垣はまた、滋賀県の原風景のひとつです。湖北地域には石垣で作られた段々畑があります。それはその地に住む人が、その地で出てきた石ころを積んで作ったものです。そういった、素人が作った素朴な味わいに憧れて、この石垣を作りました。この地域には、穴太衆とよばれる石積み集団がおり、お城の石垣のような、力強く端正な石積みも多く残されています。しかし今回は伊礼氏の建築ということもあり、段々畑の石垣のようなやさしい雰囲気を選びました。なぜなら、伊礼建築にはどこか沖縄の空気が流れているように感じていましたので、ひんぷんのような、素朴な石垣がよりふさわしいと感じたからです。
目指したのは建物が自然の一部のようになった空間です。家が庭の緑を取り込み、庭が周囲の自然を取り込むことで、この家は琵琶湖湖畔の風景の一部となったのではないでしょうか。
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| 2016-02-01 17:14
| 庭
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10/14(水)~10/16(金) LIVING & DESIGN 住まいと暮らしのリノベーション 展


URL:http://www.living-and-design.com/exhibition/
10/14(水)~10/16(金)、大阪南港ATCホールで開催される、「LIVING & DESIGN 住まいと暮らしのリノベーション 展」の積水ハウス展示ブースの造園を弊社が担当することとなりました。積水ハウスのテーマは「大人の上質な暮らし」を掲げ、展示名を「大人HOUSE」としております。どなたでもご来場いただくことができますので、ご興味のある方ご都合のつく方はは是非お越しください。
(ご来場の際は、招待状を持参していただくか下記URLでの事前登録により無料で入場することができますので、お手数ですがご登録されることをおすすめ致します。↓)
URL:http://www.living-and-design.com/exhibition/
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| 2015-10-08 10:14
| 庭
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ベガハウス 「おもてなしが心地よい、庭が暮らしをつつむ家」
弊社が造園設計・監理を担当した「おもてなしが心地よい、庭が暮らしをつつむ家」(建築設計・施工:ベガハウス)の動画が公開されています。ぜひご高覧ください。
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| 2015-09-30 18:06
| 庭
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庭づくりワークショップについて
今はもう一般的になりましたが、弊社の造園工事では、機会があればプロの職人だけでなく、家づくりに関わる一般の方々も参加する造園ワークショップを行います。つい先日も姫路にて、総合展示場(ヤマヒロ設計施工)のワークショップを行いました。


建築やまちづくり等、あらゆる創作の現場でワークショップが取り入れられていますが、短期間で太陽の光を浴びながら汗をかき、身近な人々と達成感を共有できる庭づくりワークショップは、特に都市の中やインドアでの生活を送っている人々にとっては普段できない瑞々しい経験となり、好評をいただくことが多いです。
庭づくりは家づくりのクライマックスでもあり、良い思い出が残る機会でもあります。そこで、お施主様、設計者や工務店の方々、これから庭を守っていく方、時には地域の皆様と一緒に家の竣工記念にもなるような庭を作っていけないかと思い、ワークショップを行っています。その記憶がきっかけとなり、住人にとっては日常的に庭を美しく健康に保つ意識へとつながり、結果として、家に訪れるお客様や通りすがりの人にとって庭が魅力的な家の印象を与えることになってもらえることが、最終的な目標です。

ワークショップを通して、自然に触れる喜びや庭づくりに関する基本的な知識を体で覚えていってもらうのが、メインの目的です。植物は生き物ですから、庭はできた時が完成ではなく、育てていかなければなりません。そのための基盤づくりに携わることは庭を育てていく上で最も重要な経験かもしれません。理想としては、ワークショップに参加した人々がプロの造園家やメンテナンス業者の力を必要とせずに、自分たちの力で庭を美しく、時には作り替えたりなどのオリジナルのアレンジを加えながら楽しく維持していってもらえるのが、あるべき庭の最高の姿だと思います。
設計者・工務店の方にとっては、植物を植えることでどれだけ建物の表情が変わるかを知ってもらえるとともに、庭を取り込んだ設計も磨きがかかると思います。庭をつくる立場としても、建築と造園の干渉するところを理解してもらうだけで、格段に施工がしやすくなります。
協力してくださる造園業者さんとは、お互いに情報交換ができ、良い刺激をいただいております。今後の庭の管理においても、特に遠方の場合は協力していただくことが多いです。


最近では岡山でBaum Style Architect設計のN-house、京都のウッドテックキムラ、岐阜のDNAモデルハウスなどでワークショップをさせていただきました。やはり外で食べるご飯はおいしいです。一生懸命につくった庭で食事をするのは、充実感に溢れているものです。

大きな木や石を運ぶことを別にすれば、庭をつくるのに資格や免許、難しい知識は必要ありません。植物をパートナーとして付き合っていく意志さえあれば、心地よい庭は誰でもつくることができ、維持することもできます。私たちも庭づくりのプロとして、楽しくアウトドアやスポーツのような感覚で庭づくりができるきっかけをお客様と共有できるワークショップを目指していきたいです。


建築やまちづくり等、あらゆる創作の現場でワークショップが取り入れられていますが、短期間で太陽の光を浴びながら汗をかき、身近な人々と達成感を共有できる庭づくりワークショップは、特に都市の中やインドアでの生活を送っている人々にとっては普段できない瑞々しい経験となり、好評をいただくことが多いです。
庭づくりは家づくりのクライマックスでもあり、良い思い出が残る機会でもあります。そこで、お施主様、設計者や工務店の方々、これから庭を守っていく方、時には地域の皆様と一緒に家の竣工記念にもなるような庭を作っていけないかと思い、ワークショップを行っています。その記憶がきっかけとなり、住人にとっては日常的に庭を美しく健康に保つ意識へとつながり、結果として、家に訪れるお客様や通りすがりの人にとって庭が魅力的な家の印象を与えることになってもらえることが、最終的な目標です。

ワークショップを通して、自然に触れる喜びや庭づくりに関する基本的な知識を体で覚えていってもらうのが、メインの目的です。植物は生き物ですから、庭はできた時が完成ではなく、育てていかなければなりません。そのための基盤づくりに携わることは庭を育てていく上で最も重要な経験かもしれません。理想としては、ワークショップに参加した人々がプロの造園家やメンテナンス業者の力を必要とせずに、自分たちの力で庭を美しく、時には作り替えたりなどのオリジナルのアレンジを加えながら楽しく維持していってもらえるのが、あるべき庭の最高の姿だと思います。
設計者・工務店の方にとっては、植物を植えることでどれだけ建物の表情が変わるかを知ってもらえるとともに、庭を取り込んだ設計も磨きがかかると思います。庭をつくる立場としても、建築と造園の干渉するところを理解してもらうだけで、格段に施工がしやすくなります。
協力してくださる造園業者さんとは、お互いに情報交換ができ、良い刺激をいただいております。今後の庭の管理においても、特に遠方の場合は協力していただくことが多いです。


最近では岡山でBaum Style Architect設計のN-house、京都のウッドテックキムラ、岐阜のDNAモデルハウスなどでワークショップをさせていただきました。やはり外で食べるご飯はおいしいです。一生懸命につくった庭で食事をするのは、充実感に溢れているものです。

大きな木や石を運ぶことを別にすれば、庭をつくるのに資格や免許、難しい知識は必要ありません。植物をパートナーとして付き合っていく意志さえあれば、心地よい庭は誰でもつくることができ、維持することもできます。私たちも庭づくりのプロとして、楽しくアウトドアやスポーツのような感覚で庭づくりができるきっかけをお客様と共有できるワークショップを目指していきたいです。
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| 2015-05-12 15:59
| 庭
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イワタニ水素ステーション芝公園 オープン


http://zuuonline.com/archives/53760
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/actions/201504/13iwatani.html
弊社が造園を担当しました、イワタニ水素ステーション芝公園が開所しました。日本初のショールーム併設型の水素ステーションで、都内で初めての商用施設として岩谷産業がオープンしました。(設計・施工=大林組)
隣接する芝公園の緑をつなげること、車道沿いの未来的な風景として庭と建築が一体化して見えることをイメージしながら、造園を計画しました。植枡のデザインに始まり、建築設計・施工の方々と長期間やり取りをし、細部に至るまで綿密に作り上げることができました。実際にご覧いただけると、スピード感がある、建築と樹木のラインの融合が感じられるかと思います。
水素というこれからの新しいエネルギーを発信・供給する施設としてふさわしい、未来の原風景とも言えるような新鮮さと緑の潤い・涼しさが感じられるランドマークとして、これから訪れる人々に印象づけられることを願っております。
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| 2015-04-14 11:05
| 庭
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三井ガーデンホテル京都新町 別邸 オープン






弊社が造園を担当しました三井ガーデンホテル京都新町 別邸が本日オープンしました。京都の中心地四条新町にある、旧松坂屋の風情ある町家「大店」の表情を残しながら建築されたホテルです。事業主は三井不動産、建築設計・施工を竹中工務店が手がけております。1Fレストラン部分の内装設計を永山祐子建築設計、プロデュースをトランジットジェネラルオフィスが担当しており、お二方との縁から本プロジェクトへの参加を呼びかけていただき、造園だけでも約半年間の計画・設計・施工を経て無事竣工することができました。多くの方々との密接なやり取りと連携から生まれたこのホテルの落成を心よりお祝い申し上げます。
庭についての説明はあえてここではしませんが、京都の新しい庭を、現地で体感していただきたいと思います。ぜひ京都にお越しの際は三井ガーデンホテル京都新町 別邸へ、ご宿泊いただければ幸いです。
↓三井ガーデンホテル京都新町 別邸 ホームページ
http://www.gardenhotels.co.jp/kyoto-shinmachi/
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| 2014-03-25 07:21
| 庭
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群峰の森 造園スタート


今までの弊社の造園プロジェクトの中ではかなり大きい規模の物件で、これから気を引き締めて工事に取り組んでいきたいと思っております。
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| 2014-03-01 18:49
| 庭
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